※【小さなアイデア】シリーズは思いついたアイデアを書き連ねるだけなので、既出のものがあるかも知れません。事実確認していないので予めご了承下さい。
今、夕方からのジム通いが増えている。
夜ではなく、会社の帰りに1杯だけ飲んで変えるライトなバーが流行っている。
今回からちょっとしたシリーズものを書こうと思う。
題して「小さなアイデア」シリーズでは、新たなビジネスやサービス、仕事の仕方などで使えそうな小さな思いつきやひらめきを、備忘録代わりに書き残しておこうと思う。
今回は、先週くらいに思いついたちょっとしたサービスビジネスについて書く。
働き方改革がもたらすもの
新たなビジネスを検討する時、マーケットの流れを掴んでおくことは重要だ。
特に東京都内で冒頭のような夕方(しかも平日)の時間帯のサービス業が盛り上がりつつある。
ターゲットは会社帰りの社会人。早めに仕事を終えた社会人が帰宅前に少しプライベートな時間を過ごせる空間やサービスが流行っている。
勘の良い人はお気付きだろう。
ワークライフバランスから働き方改革の流れで、日本人の労働時間短縮が進んでいる。
効率良く、短い時間で仕事をこなす人材が評価され、逆にダラダラと時間ばかりかけて仕事をする人(残業タイプ)が評価されない時代に突入したのはもう10年以上前のことだ。
それでも労働時間がなかなか縮まらない日本ではあったが、様々な制度改革を経て、労働時間が短い会社が社会でも評価される時代に入り、やっと残業がなくなり始めている。
IT技術の普及も、それに一役買っており、長い目で見れば、労働力としてのAIが普及すれば、人間の労働時間は更に短くなるだろう。
仕事を早めに切り上げたサラリーマンが向かう先は、子どもが待つ家庭や、同僚と行く居酒屋だけではない。
多様化した社会の中では、夕方〜夜の時間を何に使うかという価値観も多様化し、そこに対応したサービスが人気を得る。
例えば、これまで20時に開店していたワインバーが夕方16時にオープンし、しかも最初の一杯だけは格安で飲めるとなれば、帰宅する途中で一杯だけというサラリーマンは増えるだろう。
夕方15時〜18時の入場だけ半額で利用できるスポーツジムがあれば、それまで運動していなかった会社員も、トレーニングに精を出すだろう。
他にも、会社帰りにちょっと立ち寄ってプライベートな時間を1、2時間過ごす空間を用意してやれば、それだけで人が集まる可能性がある。
何も店舗を構えなくとも良いかも知れない。
昼間から夜まで空いているカフェや図書館などを利用して、オフ会のようなライトなイベントを企画しても良いかもしれない。
逆に夜まで会社から出られない人がまだまだ存在することを逆手に取って、幼稚園や保育施設へのお迎え&一時預かりサービスを副業としてアルバイトする人材を集めるのも良いかも知れない。
地方や田舎には関係のない話に聞こえるかも知れないが、この先何年後になっても、日本人の労働時間が今より増えることは絶対になく、短縮される一方通行にある。
田舎の中小企業であっても、必ずその波は訪れるし、それに対応出来ない企業は淘汰されるだけだ。
そういう意味では、サービス業や店舗、施設が少なく、まだまだ労働時間短縮の波が訪れていない田舎にこそ、こういったビジネスのチャンスがあるのかも知れない。
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