子どものころ、親や先生に「本を読みなさい」とよく言われていたことを思い出します。
しかし残念ながら私が本を読むようになったのは高校を卒業して大学生活も半分を過ぎた21才のころでした。
しかもその時に読んでいたのは小説ばかり。
面白そうな小説を数十冊読むのに3年ほどの時間を費やしたあとは、仕事の忙しさにかまけてしまい、また無読生活に逆戻りしました。
その後は腹痛のバイオリズムがごとく、読んだり読まなかったりの生活を繰り返し、現在は何度目かの「読んでいる時期」です。
読まないとなったら徹底的に読まない私ですが、逆も然り。読むときは毎日読んでしまいます。
仕事中はさすがに読めないので、今は1週間に1冊ほどのペースでしょうか。
小説を読んだり、ビジネス書を読んだり、1冊に集中して読んだり、2冊以上を同時進行で読んだり。
スタイルは様々です。
最近、本を読んでいて気づいたことがあります。
おそらくは以前から感じていたことですが、改めて強烈に意識したことがあります。
本を読むと世界が違って見えます。
小説であれビジネス書であれ、おそらく100冊を超えたあたりからだと思いますが、それまで読んだ文章の集合体のようなものが脳みそに深く浸透し、そのフィルターを通して世界が見えるようになります。
同じセリフや行動も、フィルターを通すと違った風景に見えます。
それこそ、それまでは正解と思っていたことが実は不正解だったことに気付かされることもあります。
世界が違って見えると、自分の行動にも変化が起きます。
当たり前ですが思想が変化するのですから行動にも変化が起き、それまでの自分とは違った存在になり始めます。
本を読むという行為はは単に知識を得たり、感動したり、受動的な行動だけではありません。
結果として自分が変化していうことに直結しているような気がしています。
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