変化。
どうやら日本人は変化が苦手な人種のようです。
それが生まれついての、元来の性質なのか、日本という社会環境の影響によるものかは定かではありません。
しかし間違いなく、変化することに苦手意識を持っている人が多いことは事実です。
例えば、日本はキャッシュレス後進国です。
お隣の韓国はキャッシュレス決済比率が9割を超え、中国は約7割、アメリカでも約5割ですが、日本はまだまだ2割に満たないのが現状です。
韓国や中国では現金の信頼性が日本ほど高くなかったという社会的な背景はあるものの、日本は遅れ過ぎている印象です。
現金の信頼性云々やインフラ云々の前に現状維持大好き日本人の習性に起因していると考えられます。
他にも例えば音楽のストリーミング市場をとってみても同様です。
SpotifyやApple Musicに代表されるストリーミングサービスの市場規模は世界の音楽市場全体の約40%を超えていると言われています。
ストリーミング先進国のアメリカでは50%を超えています。
日本は2割に満たない状況がここ数年続いていて、なかなか広がらない現状です。
高齢化の進行も要因の一つでしょうが、私の周囲にいる20〜30代の若者だけを眺めてみても、キャッシュレスやストリーミングに積極的な人は少数派ですから、より深刻な問題は高齢化の外側にあると思わざるを得ません。
そんな日本社会に暮らす我々にとって、自身が変化を求めて生きることはあらゆる壁に阻まれます。
新しいことを始めることよりも、一つのことをコツコツやり続けることが美徳とされてしまいます。
それでも挫けず、さらにチャレンジを続けるために、同じ思いを持った仲間が欲しいです。
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