おじさんが投資をはじめて、約半年が経過しました。
投資をはじめた頃にも、投資を始めたきっかけなど記事を書いていました。
最近周りの人から「どんな投資をしているの?」「なぜ投資をしているの?」と聞かれ、簡潔に答えることが出来なかったので、今一度本気で「投資を始めるに至ったきっかけ」「今の投資方法に辿り着いた理由」をまとめてみようと思い、今、記事を書いています。
投資をしようと思ったきっかけ
投資をしようと思ったのは単純に「老後資金」が欲しかったからです。
自分が65歳を迎えた時に、年金だけで満足した生活をおくれる気がしないからです。
年金だけで生活できないなら働かなくてはなりません。
働くことはそれほど苦ではありませんが、70歳、75歳と高齢になるにつれて働きたくても働けなくなる可能性があります。
私は子供もおりませんので、年金だけで暮らせないし働くことも難しいなら、65歳を超えたら働かなくても良いように、老後資金を作っておこうと考えました。
最近は投資をしている人はFIREを目指していると捉えられがちですがFIREはあまり興味ありません。
そもそも42歳のおじさんなのでFIREを考えて投資を始めるには資金と時間が足りませんし、体と頭が大丈夫なうちは、むしろ働いていた方が良いと思っています。
なぜ貯金はダメなのか
貯金していれば大丈夫と勘違いしている人がいるのですが、現在の日本国内において銀行預金として貯金をしていても、減ることはあっても増えることはありません。
「貯金は使わなければちょっとずつ増える」と思っている人がいますが、ATMからの引き出し手数料がかかった瞬間に減ります。
例えば「み〇ほ銀行」の場合、銀行の普通預金金利は0.001%です。対して提携ATMの引き出し手数料は平日の日中以外だと110円(深夜だと220円)かかってしまいます。
普通預金の金利で110円取り戻すためには1,100万円預金しないといけない計算です。
この時点で貯金は論外です。
さらに言うなら65歳までの約20年間、毎月3万円を積立貯金したとして720万円しか貯まりません。
老後資金として最低2,000万円確保したいと思うなら20年間、毎月に83,333円貯金しなければいけません。
おじさんには現実的ではありません。
さらにさらに、日本円のまま国内銀行に貯金するということは日本円に投資していると言い換えることが出来ます。
全額、日本円に投資する気はさらさらありません。
なぜ投資なのか
投資=ギャンブル
株=バクチ
このような短絡的なイメージがいまだに横行しています。
確かにデイトレードやFXのような短期的に儲けを狙うような投資方法はリスクが高く、ギャンブル的な一面がありますが、それは株式投資全般に言えることではありません。
投資でリスクを回避して利益を出すには「絶対に価格(価値)が上がるものに投資する」ことです。
残念ながら世の中に「絶対に価格が上がるもの」はありませんが「高確率で価格が上がるもの」は存在しています。
おじさんがここ数ヶ月程探した中で最も安全に価格が上がる可能性が高いのは「長期的に見たアメリカ経済」です。
日本にいると分かりにくいですが世界の経済は成長し続けています。
特にアメリカは過去数十年間に渡って右肩上がりに成長し続けていて、今後も成長は続くと考えるのが妥当です。
先進国の中では、日本のように過去30年間も物価がほとんど上がっていないことの方が、むしろ異常と言えます。
ドイツやイギリス、最近では中国やインドも成長していますが、アメリカほどの安定感はありません。
つまり「アメリカ経済に投資するのが安心^^」という訳です。
経済指数を見てみる
日経平均株価やTOPIXは日本国内の経済指標として用いられる指数ですが、アメリカ経済を測る指数としてダウ平均株価やナスダック指数、S&P500などがあります。
人気の高いS&P500はアメリカの代表的な500社の株価の平均と考えれば大体合っています。
では実際にS&P500指数の過去30年間のチャートを見てみます。
上のチャートは1991年11月~2021年11月まで(2021/11/6現在)の約30年間の月足チャートです。
(月足チャートとは1カ月単位のチャートと思って下さい)
縦軸は分かりやすく%で表示しています。
1991年11月を0%として2021年11月には1096%(10倍以上!)に到達しています。
途中、リーマンショックや新型コロナの影響で下がった局面もありますが、長期的に見れば安定して上がっています。
このS&P500のようなアメリカ経済指数に投資することができれば安定的に資産を形成することが出来そうと考えました。
ちなみに株式などのチャートは下記サイトで無料で見れます。
無料アカウントをつくれば自分が見たいチャートを管理したり、カスタマイズも可能です。
指数に投資する
投資と言うと個別企業の株式(例えばアップルやトヨタなど)に投資するイメージを持っている方が多いですが、個別株はボラティリティ(変動率)が高く、初心者にはおすすめではありません。
そこで上記のような指数に投資する方法があります。
インデックス投資信託といわれるものです。
インデックス投資を簡単に言うと、日経平均やダウ平均、S&P500のような指数に連動するように運用される商品に投資するということです。
各証券会社などで商品を作っていて、S&P500のチャートに連動する商品だけでもごまんとあります。
個別の国だけでなく、例えば先進国や新興国、ヨーロッパなどのように複数の国にまたがった商品、ゴールドなどの貴金属に連動する商品など、その種類は多種多様です。
指数に投資するメリットは他にもあります。
個別株はボラティリティが高い傾向にあり、例えば1つの株式だけを保有していると株価の上がり下がりの影響が資産全体に及んでしまいます。
なので個別株を保有するとしたら複数の株式を保有して変動リスクを分散するべきです。
一方、個別株ではなく指数に投資する場合、S&P500に投資するだけでアメリカの500社に分散投資することになり、変動リスクを軽減出来ます。
その分、ボラティリティが低く上り幅が少ないので、短期間で結果を出すことは難しいです。
その点は長期間投資するという「時間」を味方に付けることでカバーします。
ただ、、、投資信託は個別株に比べて手数料が割高です。
証券会社の窓口にでも行こうものなら手数料が高い商品を売りつけられてしまう危険があります。
ネット証券などで営業マンと関わらずに自分で選んだ方が良いです。
さて、ここまで投資のきっかけ~指数に投資するのが良さそうというところまで書いてきました。
長くなりそうなので続きは後編で書きます。
後編は複利効果とiDeCo、NISAのお話しです。
ツイッターでは長期積立投資の進捗を毎日晒しております。興味のある方はご覧ください。
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