物分りの良い人
協調性のある人
我慢強い人
こんな風な形容で褒められた経験のある人、結構いるのではないですか?
実は私もその一人です。
少年時代から両親や教師に褒められることが嬉しくて、ついつい褒められることばかりやっていたいわゆる優等生でした。
大人になってからもその習慣はこびりついているように感じます。
そのことにある種の危機感を覚えたのは30代を過ぎてからでした。
もっと自分の気持ちに正直にならないと、人生の責任を負うことが出来ないように思いました。
結論的なことを言ってしまいますが、他人の気持ちばかり優先していると、自分の言動に責任を取らなくなり、ひいては自分の人生の責任さえ、他人に押し付けてしまいそうな気がします。
もちろん他人が自分の人生の責任を負ってくれるはずはありません。
冒頭にある言葉をかけられたことが多い人、危険信号ですよ。
「物分りの良い人」
他人のものさしで図られた物事に対してすぐに理解を示すことは危険です。
自分の本当の気持ちをしっかり考える癖をつけましょう。
「協調性のある人」
周囲の同調圧力に傾いて、早計に物事を消化していませんか?
普段から知識やノウハウ、技術などを身に着けておかないと、同調圧力に容易に屈してしまいます。
「我慢強い人」
耐久力は人にとって大切な能力の一つではありますが、心に蓋をしてしまうことはやってはいけません。
それは本当に我慢しなければいけないことでしょうか?
我慢したことによって後々に悪い結果が待ち受けていないでしょうか?
あなた自身やあなたの身の回りにいる人のことを考えてみて下さい。
どこか他人任せで、責任感に乏しいと思う人はいませんか?
周囲に溶け込んで、うまくやっているように見えて、何を考えているのか分からないような人はいませんか?
その人はもしかすると自分の気持ちを押し殺して生きているのかも知れません。
他人がどう思うのかではない、自分がどう思い、考え、何をしたいのかを大切にしましょう。
他人の価値観ではなく、自分の価値観で人生を歩きましょう。
あなたの人生の責任はあなたにしか背負えないのですから。
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